2012年度の活動

(1)鳥と昆虫のモニタリング

  • モニタリングを行っている森林
  • 確認された鳥類の1種
    (オリーブバックトサンバード)

地元ガジャマダ大学に鳥と昆虫を指標とした生物多様性のモニタリングを引続き委託して、森林の生態系の回復状況を見守っています。2012年度からは、5か所の定点観測スポットを設定し、継続的に生物の種類と個体数を調査しています。

(2)農業技術指導の実施

  • トウガラシ収穫の様子
  • マーケティング研修で地元大手スーパーを訪問

地元住民への農業技術指導等による地元住民の収入向上・自立等の経済的貢献に注力しています。38名の農民が参加し、トウガラシの栽培を中心に農業技術を習得し、また、トウガラシが高い値段で売れる時期に合わせて栽培を開始するなど、マーケティングのノウハウも学んでいます。参加した農民の収入が約3倍になったことが確認できています。

(3)環境教育の実施

  • ガジャマダ大学教授の挨拶
  • 参加した先生の発表の様子

2010年度までは不法伐採を防ぐため、小学生に対して森林の大切さを教えてきました。2011年度からは、より多くの小学生に教えることができるよう、地元小学校の先生に対象を変更しました。参加した先生は、他の教科に組み入れて環境教育を行うなどの工夫をしています。

(4)パリヤン野生動物保護林を守るためのフォーラム設置に向けた論議

  • フォーラム全体会合の様子
  • 森林パトロールの様子

本保護林を地元関係者で管理していく体制を確立するためのフォーラムを立ち上げ、保護林を永続的に保全するための議論を引続き進めています。

(5)植林の成功事例として、多くの訪問者の受け入れ

  • 遠足で訪れた地元小学生
  • 北海道大学訪問の様子

このプロジェクトは、植林の成功事例として、インドネシア林業省ほか専門家から高い評価を受けており、多くの見学者が訪問しています。12年度の主な訪問者は、インドネシア各州の林業省の出先機関の職員50名、各国立公園のスタッフ150名、地元ガジャマダ大学の林業学部生200名、また、地元の小学生・中学生が遠足で訪問しています。日本からも、北海道大学、和歌山大学から訪問がありました。

(6)その他

1.当社のインドネシア現地法人による寄付活動

小学生の歓迎を受ける当社社員

インドネシア現地法人では本プロジェクト周辺の小学校に、学習用具・中古パソコン等の寄付を行っています。

2.サルの観察

頻繁に姿を現すようになったカニクイザル

保護林管理事務所のスタッフが定期的にカニクイザルの様子を観察しています。乾季にはサル用の水瓶を設置しており、植樹林が荒らされないようにしています。

2013年1月時点での再生状況

  • 2005年10月撮影(植林前)
  • 2013年1月撮影