タイトル:『お客さま第一の業務運営に関する方針』に基づく取組状況2023年度版(電子ブック版)|三井住友海上

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『お客さま第一の業務運営に関する方針』に基づく取組状況2023年度版(電子ブック版)|三井住友海上 の10ページ目の概要です。

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概要

三井住友海上オフィシャルサイト。自動車保険、火災保険、傷害保険などを取り扱っています。このページでは、「お客さまの声に基づく取組」について紹介しております。

「気象・災害データ×AI」による新たな防災・減災支援システムを提供2022年4月3強靭性・回復力自然災害が頻発化・激甚化する中、防災・減災の対策は重要な社会課題です。特に自治体は、地域住民の被害を軽減するため、事前に住民の避難誘導を行うなどのさまざまな措置を的確に行うことが求められます。そのような中、当社は「防災ダッシュボード」の提供を通じて、災害リスクにつながるリアルタイム気象データ、30時間以上先の洪水予測データ、発災後のAIによる被害推定をダッシュボード上にわかりやすく一元的に可視化することで、住民の生命や財産を守るための地域社会における防災・減災対策を支援します。サービスフロー画面イメージ(降水量)平時の備え発災前災害時被災後対応平時の備えから発災後までワンストップで防災・減災をサポートします過去災害時の振り返り機能水害リスク予測リアルタイム情報一元化発災後速やかな被災規模可視化受賞実績◆IT賞社会課題解決領域【公益社団法人企業情報化協会】社員の声◆地方創生担当大臣表彰地方創生に資する金融機関等の「特徴的な取組事例」【内閣府】ビジネスデザイン部岡崎紘治課長当社は、これまでも台風や豪雨といった大規模災害に対して、さまざまなデータやデジタル技術を活用して保険引受の高度化、早期の保険金支払、リスクマネジメントサービスの提供に取り組んできました。今回、災害リスクにつながるリアルタイム気象データや30時間以上先の洪水予測データ、そしてAIによる発災後の被害推定などをダッシュボード上にわかりやすく可視化することで、的確な防災・減災対応を支援する自治体向け防災・減災支援システム『防災ダッシュボード』をMS&ADインターリスク総研(株)と共に開発しました。自然災害が発生すると自治体はその対応のために、限られた状況の中でさまざまな情報を収集しなくてはなりません。例えば、注意報が出た地域の積算降水量や河川水位、過去の水災事故情報を見ながら、該当エリアの緊急度合いを判断し、そのエリアに滞在するリアルタイムの人口、高齢者の割合なども把握することで、避難を効率的に促すことができます。『防災ダッシュボード』では、そうした情報を一元化し、わかりやすく可視化することで、災害時の情報収集・分析の迅速化、効率化を実現できます。今後も、災害が激甚化・頻発化が懸念されるなか、損害保険会社として蓄積してきたノウハウを活用し、将来的には自治体に加え、企業向けにもより幅広いリスクに対する防災・減災ソリューションの提供を目指していきます。月保険の開発2022年7月月面資源開発に取り組んでいる宇宙スタートアップ企業ispaceは民間月面探査プログラムHAKUTO-Rにおいて、独自のランダー(月着陸船)とローバー(月面探査車)の月面着陸と月面探査の2回のミッションを行い、月面データの取得サービスと高頻度の地球―月輸送サービス構築に向けた技術検証を行う予定です。当社はispaceとの協業を通じて、月への航路や着陸の際に起こり得るリスクなどを分析し、新たな宇宙保険のラインナップの1つとして、打ち上げから月面着陸までをシームレスに補償する「月保険」を共同開発しました。2革新的テクノロジー当社は、ispaceを含む月面開発を企図している事業者へ月保険を提供し、月面市場のビジネス創出を後押します。また、宇宙旅行や民間宇宙ステーション(ポストISS)のような、新たな宇宙領域で生じるリスクを軽減するソリューションを提供することで、宇宙産業のさらなる発展に貢献していきます。9